今日から寮の北側が完全閉鎖のための工事が始まりました。
そのため昨日は３０～４０もある部屋を数人で回り、使えそうな物、食えそうな食料、売れそうな物を探して歩いた。
あちこちで歓喜や叫び声がこだまする。「おーっと、うまかっちゃん発見ばい！（九州ではメジャーなインスタントラーメン）」「この貯金箱金入ってる～！ウヒー！」等々。
男子寮だけありエロ本の量はさすがです。しかも、エロDVDはすでに中身だけパクられておりました。さらに仲間の一人がツルハシで壁をブッ壊しだす始末。まさに盗賊、まさに外道。
けれども僕はある部屋で足が止まった。畳の床に、小さなソファー、２年の頃よくみんなが集まった部屋だ。その部屋に行けばいつも誰かがいた。大雪の寒い冬、ストーブは灯油が無くなり動かない。友達と毛布にくるまって、凍えながら仁義無き戦いシリーズを見たこと、なぜか突然始まる酒盛り、住人の歯ぎしりの凄まじさ、３年間全てが込み上げてくる。散らばった写真、僕たちにしかその価値は分からないだろう。
そんな思い出だけはどこにも売れやしない。買えもしない。いや～寮って本当にイイもんですね～。

NAME:

MAIL:

URL:

COLOR:
Black LimeGreen SeaGreen Teal FireBrick Tomato IndianRed BurlyWood SlateGray DarkSlateBlue LightPink DeepPink DarkOrange Gold DimGray Silver
SUBJECT:

COMMENT:


PASS:

トラックバックURL